1級土木 第二次検定の過去問題集の選び方と、道場との使い分け
この記事には広告(アフィリエイトリンク)を含みます。リンク先で商品を購入すると、当道場に紹介料が入ることがあります。紹介料の有無で、取り上げる本や内容は変えていません。
独学で第二次検定に向かうなら、市販の過去問題集は1冊持っておきたいところです。本番と同じ形の問題文と、出版社ごとの模範解答を確かめられるからです。この記事では、選び方の考え方と、2026年度版の主な5冊を紹介します。
選び方の3つのポイント
- 収録年数:記述問題は同じテーマが形を変えて繰り返し出るので、10年分あると傾向をつかみやすくなります。
- 経験記述の扱い:令和6年度から、1つの工事で2つのテーマに答える形に変わりました。この形式に合わせた書き方や文例が載っているかを確かめます。
- テキストの有無:基礎から整理したい人はテキスト一体型、過去問を数多く当たりたい人は問題解説集が向いています。
ここで紹介しているのは2026年度版(令和8年度の試験向け)です。2027年度に受検する人は、新しい年度版が出ていればそちらを選んでください。例年3月〜7月ごろに発売されます。価格と発売時期は執筆時点(2026年10月)のものです。
2026年度版の主な5冊
1級土木施工管理第二次検定問題解説集 2026年版
- 出版社
- 地域開発研究所
- 発売
- 2026年4月
- 収録
- 令和7年度〜平成28年度の10年分(分野別)
- 判型
- B5判・528ページ
- 価格
- 3,850円(税込)
記述問題に模範解答例が複数付いていて、「ほかにどんな書き方があるか」を確かめやすい本です。施工経験記述は、令和6年度からの2テーマ形式に合わせた書き方と記述例を載せています。分厚いので、通して読むより、分野ごとに辞書のように使うのが向いています。
令和8年度 分野別問題解説集 1級土木施工管理技術検定試験 第二次検定
- 出版社
- GET研究所
- 発売
- 2026年4月
- 収録
- 令和7年度〜平成28年度の10年分(分野別)
- 価格
- 3,850円(税込)
図の多い解説と、無料の動画講習が付いています。経験記述は書き方の解説に加えて、出版社による有料の添削講座も案内されています。本と動画を行き来しながら進めたい人に向いています。
2026年度版 わかって合格る1級土木施工管理技士 二次検定テキスト&12年過去問題集
- 出版社
- TAC出版
- 発売
- 2026年7月
- 収録
- 平成26年度〜令和7年度の12年分(科目別)
- 判型
- A5判・496ページ
- 価格
- 2,860円(税込)
テキストの各項目に出題年度が書かれていて、問題を解いたあとに該当するテキストへ戻れる作りです。経験記述は、令和6年度からの形式に合わせた解答例が収録されています。持ち歩きやすいA5判です。
1級土木施工管理技士 第二次検定 テキスト&過去問題集 2026年度版(令和8年度版)
- 出版社
- CIC出版(日本建設情報センター)
- 発売
- 2026年3月
- 判型
- B5判・344ページ
- 価格
- 2,860円(税込)
科目ごとに「出題内容と対策」「基礎解説」「過去問と模範解答」の順で並んでいて、基礎から積み上げたい人向けです。経験記述は、減点されやすい点や、監理技術者の目線まで引き上げる書き方の解説に力を入れています。
目的別の選び方
| こんな人に | 向いている本 |
|---|---|
| 過去問をできるだけ多く当たりたい | 地域開発研究所、GET研究所(どちらも10年分) |
| 基礎から整理してから問題を解きたい | TAC出版、CIC出版(テキスト一体型) |
| 経験記述の文例を増やしたい | 市ケ谷出版社(課題別の文例集) |
| 動画も使って進めたい | GET研究所(無料の動画講習付き) |
迷ったら、まず10年分の問題解説集を1冊選び、経験記述の文例が足りないと感じたら2冊目を考える、という順番がおすすめです。
本と道場アプリの使い分け
本は「本番の形を知る」「模範解答を読んで理解する」ためのものです。一方で、読んだだけでは本番で書けるようにはなりません。道場アプリは、その覚えて書く反復のほうを受け持ちます。
| 過去問題集 | 独学土木道場 | |
|---|---|---|
| 本番どおりの問題文 | ○ | 改変した問題文 |
| 解説を読んで理解する | ○ | 要点と根拠 |
| 空欄を変えて何度も解く | - | ○ |
| 間違えた語句の復習予定 | - | ○(翌日・3日後・7日後) |
| 自分の経験記述の暗記 | - | ○(2割・5割空欄→白紙) |
おすすめの流れは、本で1分野を読んで解く、その分野を道場の穴埋めと記述で繰り返す、間違えた語句は本の解説で確かめる、の3つを分野ごとに回すことです。